MY AWAMORI
くーす 古酒の育て方
自分だけの
特別な味に
育てよう。

いろいろな割り方を味わったり、
マリアージュを見つけたり。
「あ、これはおいしい!」という飲み方、
食べ方を発見するのも醍醐味ですが。

実は、その泡盛自体をつくる、という
楽しみ方もあるんです。
寝かせることで変わっていく香りや甘み。
複数の泡盛をブレンドして、
自分だけの泡盛を育てるおもしろさ。
知れば知るほど、深みにはまる。
古酒(くーす)の世界に、ようこそ。

古酒
よもやま古酒
よもやま古酒
くーす
泡盛好きがはまっていく、
古酒の世界。
「古酒」とは、全量を3年以上貯蔵した泡盛のこと。泡盛は寝かせば寝かすほど香りも甘くなり、口に含んだときの舌触りもまろやかになります。ウィスキーなどの洋酒も熟成しますが、それらは原則として樽に貯蔵され、バニラやスモーキーな香りなどのさまざまな成分を樽からもらって熟成する。一方で泡盛は、泡盛に含まれる成分そのものが長期熟成することによって香味成分などに変化します。つまり酒造所から出荷された後も熟成が進むため、ビンや甕の中で、ご自宅でも熟成させることができるんです。

第二次世界大戦の前までは100年、200年といった古酒が数多く存在し、名家の家宝として賓客に振る舞われていたそうです。しかし残念ながら、そのほとんどは戦争によって失われてしまいました。公表されている中でもっとも古いと思われるのは、識名酒造にある古酒。約150年物と言われています。

古酒

はじめませんか、
MY AWAMORI。

古酒
その1

ビンのまま置いておくだけ?
最も手軽な「育て方」

古酒
お気に入りの泡盛が見つかったら、2本買うのがポイントです。
1本はすぐに楽しむ。もう1本はそのまま放っておく(笑)。
高温多湿な場所を避けてもらえれば(いわゆる冷暗所に置いておけば)、ビンの中でも自然と熟成する不思議なお酒なんです。
MY AWAMORI用のビンを用意して、いくつかの泡盛をブレンドするのも、あそび方のひとつです。 それぞれの個性をかけあわせて、新たなおいしさを発見しましょう。 さらにそれを寝かせてみたら?・・・なんて想像するだけで、ちょっと楽しくなりませんか? もっとこだわりたい方は、甕貯蔵がおすすめです。 甕に含まれるミネラルが泡盛の成分の化学変化を促進させると言われており、甕の個性も味に出ます。 「古酒づくりには甕が向いている」と言われる所以です。
古酒
おいしくする豆知識
20度、30度のアルコール度数の低い泡盛は、5〜10年が飲みごろ。もっと寝かせたい場合は、度数の高いものを選びましょう。それでも年数が長すぎると、旨味が抜けて水っぽくなることもありますので、時々味見をしながら「おいしい」タイミングで味わってください。何十年と熟成させたい場合は、その2で解説する「仕次ぎ」をぜひ!
その2

琉球王朝時代から受け継がれる、
本格的な「育て方」

100年以上の古酒は、ただ寝かせて(熟成させて)いればできるというものではありません。 どんなにアルコール度数が高くても、やがて酢になり水に戻るかもしれません。 そこで生まれた先人の知恵が「仕次ぎ」です。 具体的には、年代物の古酒にそれよりは少し若い古酒を注ぎ足すことで、古酒の熟成した香りや芳醇さを保ちながら、酒の質を落とさないようにする手法です。
kusu
甕の数は、古い順に1番から5番、6番くらいまで用意するのがおすすめ。 1番甕から最高の古酒を楽しんだら、減った分を2番甕から注ぎ足す。 そして2番甕には3番甕の泡盛を・・・というふうに、循環させます。こうすることで何年、何十年とずっと古酒を楽しみながら、さらに深みを増していくことができる。 ちなみに、仕次ぎをどれくらいの頻度・量で行うか?どんな泡盛をブレンドするか?で「育ち方」は大きく変わりますので、ひとによって個性が出るのも、仕次ぎの魅力ですね。
あそび心、盛りだくさん。